ITガジェットとしてのNEXUS7

NEXUS7 第2世代。その実力は?

Google社が自社ブランドの端末をNEXUSブランドで導入、7インチモデルはNEXUS7として、2012年に販売されました。2013年8月には第二世代が発売されています。
見た目はあまり変化が少ないように見えて、実は機能が色々と改善されています。価格も27000円(16GBモデル)程度と手ごろな実勢価格となっています。

まず特徴は、何と言いましてもその7インチの液晶です。タブレットとスマホの中間として最近定義されたのが、ファブレットです。
これは5〜7インチとされており、このNEXUS7はタブレットでもファブレットでもどちらにも属する大きさと言えます。
ユーザによっては、携帯電話を用途として購入された人もいるとは思いますが、メインユーザはタブレットとしての使い勝手を気にされているかと思います。

数値的な進化を見ますと、液晶の画素数が1280X800から1920X1200と倍になっています。
メモリが1GBから2GBへ、CPUの性能も1.8倍と凄いバージョンアップです。逆に重量は340gから290gと15%軽量化され、その為にバッテリーは容量が減らされています。
しかし、システムの効率化もありその持続時間はほぼ同等という状況です。Androidのバージョンが4.2から4.3になっているのが効いているのかもしれません。
このバージョンによって、マルチタスクの効率向上が図られていますので、色々な操作、機能がストレスなく並行で動作するようになっています。

初号機には、背面カメラが付いていなかった為、割り切りが良いとも言われたものですが、やはりタブレットの機能としては既に常識化していますので、不満をアップしている人も多かったと思われます。
今回は、5メガピクセルのモジュールが付いていますので、リッチな画質にて撮影が可能です。
ピンと来た瞬間に写真を撮って、SNSへアップという本来の機動性を活かした使い方が可能になりました。
デジカメ専用機に比べますと、機能的に劣る部分はありますが、5メガの静止画は非常に有効な機能です。
加えて、フルHD動画も撮影できますので、レジャー等での楽しい思い出を気軽に美しく記録する事ができます。

7インチの画面を活かすという意味では、ダウンロードした動画コンテンツを観る事も一つの大きな魅力です。
スマホで見ると、家庭ドラマのようなセリフ中心のものは別として、映画やスポーツ等のリッチなコンテンツは、
やはりなるべく大きな画面で楽しみたいものです。
外出先はもちろん、家の中においても充分な大きさと言えます。

仕事で持ち歩く場合、メール以外で必須なのは、Office文章の読み書きです。
特に表計算したデータは横向きにして見る事によって、一覧性が格段に上がります。
現場で数値を変更してはシミュレーションを繰り返す事も気楽にできますので、NEXUS7を持てば本当にPC要らずです。